仏教的生活のすすめ
私は日頃より法華経行者として仏道に背いてはいないか。正しい行いをすることが出来たか。と一日を振り返ります。満足出来た日は一日もありません。どうでもよいことに執着していた自分に恥かしいと思うことが多々。
ある日、法華経行者であるということもこれは執着ではないのかと思うようになりました。妙法蓮法華経は西暦406年、中国の僧「鳩羅摩什」が梵本法華経(サンスクリット語)を中国訳したものです。それを中国の天台大師智義−伝教大師最澄−日蓮聖人と法華経の精神は受け継がれててきました。しかし、その系譜は大乗と密教が合体し、本来の法華経の精神とはどこかかけ離れてものになってしまったのではないかと疑問を持つようになりました。密教の持つ神秘性があまりにも全面に出てしまった。
それから私は仏典としての法華経を読み、仏教とは?法華経とは?もう一度見つめ直そうと思い直しました。未だその答えは見つかりませんが、法華一乗の精神で修業を続けようと思います。
「仏教的生活」こんな言い方をすると宗教の臭いがして拒絶反応を起こされる方もいらっしゃると思います。私もあまりに形だけの宗教に疑問を感じている一人です。
霊と関わりを持ち、いろいろな境遇の人と接し、ひとつの傾向が見えてきました。
生前の生き様がそのまま霊となっても持ち続けている。この一言です。
いろいろな要因が複雑に絡み合いその原因はひとつでは片付けられませんが、生前の思いが未成仏霊として浮遊したり、地縛という形でこの世に居続けてしまうのです。霊にとっても生きている私たちにとっても良いことではありません。
未成仏霊
生前の煩悩を引きずっている霊です。霊障のほとんどを占めていると言ってよいでしょう。現世にいろいろな未練、怨念を残して、その思いを成就出来なかったことを、今生きている人にぶつけているのです。
事故で亡くなってしまった場合、自分の死を自覚出来ず彷徨ったり、土地に縛られて動けなくなっている霊は数多くいます。
病死の場合は、ある程度の年齢になると理解出来るので、未成仏は少なくなります。中には病気になったことを恨みに思い、現世に残ってしまうこともあります。
一番やっかいなのは自殺者の霊です。自ら命を絶った自覚はありますが、恨み、失望が強すぎて供養をきちっとして分からせない限り、現世に必ずと言ってよいほど残ります。恋愛、金銭、病気など理由は様々ですが、それが生きている人に逆恨みとして憑依したり、何か悪さをしてきます。
成仏した霊
私が接した成仏霊は、生前きちんとした生活をしていた人がほとんどです。とくに年配の方で、何か宗教に入り一生懸命信仰していた人。それらの霊(魂)はとても安らかです。そういう方々は主に守護霊と言われているように思います。霊は生前の経験から、子孫に対してこうしてほしいとか間違ったことをしないようにと、ある種見守るような感じで居ます。
そして一番大事なことは、今こうして生きていることへの感謝ではないでしょうか。縁あってこの世に生まれ、多くの人々から愛を受けいることへの感謝の気持ちです。人類が皆感謝の気持ちを持てれば、煩悩である私利私欲に走らず、拝金、唯物主義に陥ることもないでしょう。
ここまでお話をさせていただいて気づかれた方はいらっしゃいますか?
そう、生きている時にどのような生活をしてきたか。煩悩に苛まれても一生。安穏な心で過ごすも一生。人は生まれて必ず死んでゆきます。100年後、この地球上には今生きている人のほとんどはこの娑婆世界には存在していません。私利私欲、拝金唯物主義は全く意味を持たないことを気づかなければ、いつまで経っても現世でも霊界でも彷徨うことになります。どんなにお金や権力に執着があってもいつか必ず肉体は滅んでいくのです。
人類は未だかつてない危機に直面していると言う人がいます。地球温暖化、いっこうになくならない戦争や飢餓。全て私利私欲に走っている人類自身に由来しています。他人を思いやれない心がそうさせているのです。今一度ご自分の良心、理性に問い直してみると良いでしょう。一人一人がそれに気づくことが大切なのです。
五戒・八正道のすすめ
お釈迦様は四つの真理(四諦)があると説いておられます。苦諦=この世は苦である 集諦=苦にはその原因がある 滅諦=その原因がなくなれば苦もなくなる 道諦=苦をなくすための方法がある その方法は五つの戒めと八正道を基本とした日々の生活を送ることであると。
欲望と快楽の生活は「苦」招き、厳しい苦行主義も決して幸せをもたらすものではない。ほどほどが一番大切だと説かれました。仏教的には八正道を実践すると悟りに至るとされています。これは不思議な力が出たりとかオカルト的なことではありません。自分自身が努力していれば必ずその境地が得られるということです。キリスト教や古くはソクラテスなどの哲学者もそのようなことを言っていますから、仏教に限ったことではありません。これは人類すべてにおける霊的真理ではないでしょうか。
では八正道とは
1 正見 常に客観的立場に立って、自分の偏見を捨てて、物事を正しく見る努力をすることです。 自分の都合のよいように見てはいないかどうか。
2 正思 正しく考え、正しい心構えを持つことです。周りをよく見て、何が必要かと考え、邪なことを思わず、常に善を求めることです。どんな状況に置かれようと、憎しみや怒り、欲望に身をまかさず、誠実で慈悲の心を持ち続ける。
3 正語 正しい言葉を使うことです。正見し、正思するなら必ず正しい言葉が自然と口から出てくるはずなのです。他人の悪口を言ったり、嘘をついたりすればこれは正語からは程遠いことになります。
4 正業 正しい行いをすることです。良くないことをすると良くない結果がでます。そのために苦しみが生まれ、そこからまた良くないことを繰り返します。いつになっても苦しみからは逃れることが出来なくなります。
5 正命 正しい生活をするということです。規則正しい生活をすることによって精神的にも肉体的にも調和の取れた人間になるのです。
6 正進 正しいことを勇気をもって行うことです。悪があればそれを断ち、良いことはもっと大きくなるように努力することです。
この努力は一個人のためだけではなく隣人、地域、社会のためにもなるのです。
7 正念 正しい目的意識を持つことです。ああしたい、こうしたいと思うことが念です。自らの念を反省し、自覚し、どのように正進と結びつけて具体的な行動に移します。
8 正定 正しい禅定。瞑想をし、精神を統一することです。一日を振り返り、正しさに反したことをしなかっただろうか。あればそれは何か。欲情、焦り、不安、恐怖に心が乱されなかったかどうか。それらを瞑想し、何事にも動じない心の状態に努めることです。
1・2は心は有り方。3〜5は倫理の有り方。6〜8は修行について。僧であれば修行になりますが一般の人では日々生活をしていく上でも心構えと言ったほうが良いかもしれません。
これら八つの正しい行いは仏教でなくとも社会生活においてとても大事なことです。
私はこのことをよく現しているのが、あの宮沢賢治の「雨ニモマケズ・・・」だと思っています。代表作の一つとされ長く人々の心に感銘を与えていますが、あの詩は国柱会に入信し、法華経を勉強し理解した宮沢賢治が病床の中でこうありたいと願った八正道をあのような形で表していると思っています。八正道を理解した上で、もう一度読み返していてください。こういうことだったのかと気づかれることと思います。
こういう心で人生を送った人は、未成仏霊には決してなりません。穏やかな魂となって私たちを見守ってくれます。私たちもいずれ必ずこの世界から消えてゆきます。その時、もがき苦しみこの世に漂うか否かはあなた自身が送ってきた人生にかかっています。あなたの心の在りようでどうにでもなると言ってもよいでしょう。
カルト教団の怖さ
霊的なこととは離れてしまいますが、最近カルト教団に親族や友人が入ってしまいどうしたらよいかと相談のメールをいだだくようになりました。10年前にサリン事件を起こしたオウム。創価学会や顕正会、国柱会、霊友会等・・・その数は無数と言ってよいほど存在しています。そして、日蓮系が一番カルト教団を生み出してしまっていることは大変残念なことです。これらは法律に違反しようと全く意に介さない恐ろしい集団です。一旦マインドコントロールされてしまうとなかなか抜け出すことが困難になります。どうにかして家族はカルト教団を止めさせたいと一生懸命に本人を諭すのですが、それがかえって関係を悪化させてしまい、問題を複雑化させてしまっています。今一度お話させていただくと、霊的現象と宗教は一切関係ありません。また特定の宗教にのみ「真理」があるなどととんでもないことを言い張る団体もまともではありません。意味を履き違えた現世利益(金銭、恋愛、仕事等々)と霊的真理と一緒にしてはいけません。
一昨年、高校時代の同級生から顕正会の本が送られてきました。私が法華経行者としていろいろなことをやっていることを知って
送ってきました。その本には意味のない話が延々と書かれていました。「国立戒壇」の建設やら創価学会への誹謗中傷。自然現象による天変地異までも顕正会の教えを守らないからなど取るに足らないことをよくここまで書いたと。
私はこのままでは同級生がだめになってしまうと思い、連絡を取り、いかに顕正会が言っていることが本来の仏教とからかけ離れており矛盾だらけで、法律を無視した行状をやっているかを説明しました。
しかし、マインドコントロールというものは恐ろしいもので、説明時には納得して止めると言っていたのですが、結局他の信者に誘われるとまた集会に出かけ、未だに抜け出せないままになっています。とても悲しいことです。
カルト教団及び信者の見分け方
教団の特徴
1 「真理」は教団組織からのみ知ることが出来ると言い張る。
2 教義に対して、強制的に信じさせる。
3 教団内部と外を分けるようにしむける。
4 世間から正しいことをしているに迫害されていると思い込ませる。
5 外からの情報は全て嘘だと様々な手を使う。
6 教団組織から離れた人間との接触を絶たせる。
7 人間関係でトラブルを頻繁に起こす。
信者の特徴
1 常に自分の信じている教義が絶対だとして、他の考えを排除しようとする。
2 信者本人がカルト組織に入っていることを隠そうとする。
3 教団で言われた事ははっきり言えるが、自分の考えて物事が言えなくなる。
4 家庭において、家族から離れようとする。
ごく一部ですが、紹介させてもらいました。
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